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社長メッセージ

斑目社長インタビュー 

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活気づく半導体業界で
当社のポジション

ニュース等でご存じのように、今、半導体業界は非常に活気づいています。コロナ禍において発生した課題もありますが、国の方針や一般企業からの半導体業界への期待も大きく、TSMCなど大手に必要な設計や後工程といった技術で私たちがバックアップし、シナジー効果を生むことも多く、過去最高の売上を記録したパートナーもあります。 

現在当社は2030年までの中期計画の途中で、売上の倍増を狙っています。開発案件、大学研究開発案件、量産案件という3本の柱でバランスよく受注していくという方針の下、大学や国との連携も増えており、順調に推移しているといってよいでしょう。 

当社に求められているのは半導体でも少量多品種の分野です。大手半導体メーカーができない試作量産といった強みをさらに拡大させて、独自の道を進もうとしています。 

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目指すは
「小さな池の大きな魚」 

根底にあるのは「小さな池の大きな魚」という考え方です。大量生産できる大きなメーカーも競合する環境下においては結局コストダウンを強いられます。一方で、小さな池の大きな魚であれば圧倒的なシェアを獲得でき、知名度も上がります。昨今はどの業界も海外展開が趨勢ですが、私たちは国内で医療分野や宇宙分野といったマーケットをどう取っていくかを課題としています。 

正直、私たちの今のビジネスというのは、いわゆるデジタルの世界ではなくいわばアナログです。半導体でアナログというのは意外かもしれませんが、量産でないということです。近年、台湾、中国、韓国などの企業が大手半導体メーカーとして君臨していますが、アナログの半導体でいうと、それを作ることができるのはやはり半導体の歴史があるアメリカと日本くらいでしょう。 

例えば、医療で半導体を使っているものの一つにMRIがありますが、大きな病院にはどこにでもありますが、国内全体を見ても量産するような台数はありません。つまりは大手の半導体メーカーはやりたがらない分野です。小さな池であってもそこが当社のねらい目で、国内市場であっても、未開の分野はまだまだたくさんあると思っています。 

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社会と共に生き、
貢献できる会社 

そういう分野には、社会貢献できる分野もあります。将来的に私がやりたいのは見守り的なシステムで、半導体を使ってどうやるかが鍵になります。例えばこの先一人暮らしの人が多くなった時のための冷蔵庫のセンサーなんてどうでしょう。多くの方が1日1回は冷蔵庫を開けます。その冷蔵庫にセンサーが付いていて、24時間開かない日があれば、住人の安否確認ができます。他にも人が必ず使うものといえばトイレとかもそうですが、カメラをつけたりするのはプライバシーの問題もあります。冷蔵庫だけではありませんが、そんな社会に役立つシステムを手掛ける会社でありたいと思っています。

ニッチな分野に生き、量産するような派手な世界で活躍する会社ではありませんが、お客様やパートナーとフラットに手を組み、アナログや少量多品種の半導体ならSATがあると言われるような安心感のある企業を目指しています。 

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